【特別企画】再婚婚活のススメ|大野ご夫妻インタビュー

目次

特別企画の大野夫妻インタビューに至るきっかけ

婚活中150人くらいお会いしました

「ひゃ、150人…!?」

さらっとおっしゃるので、動揺が隠せない。
相談所のパーティ・お見合いを合わせると150人ぐらいとお会いしたのだそうだ。

※2022度にIBJで成婚した男性のお見合い数中央値は11回です。

IBJ『成婚白書 2022年度版』より


続けて「婚活は、すごく楽しかったですね」とも。

「め、目の前に、婚活の猛者(もさ)がいる…」

2023年5月のある日。

写真撮影をしてもらっている最中の会話だったので、話半ばとなりましたが
「婚活カウンセラー」を天職として働く身としては
ぜひとももっと詳しくお伺いしたい…!

写真家・フォトグラファー

カオルさん

カオルさんの旦那様 撮影アシスタントで同伴

お見合いを150回経験したタケさん

カオルさんと私の出会い

そもそもカオルさんととの出会いは、半年ぐらい前の「ヒトハナ」。
(※愛知県の女性起業家育成・促進事業)

名刺交換をしながら「経営者さんの写真を撮っているんです」と良い笑顔でおっしゃる。
作品を見せてもらったら、とても洗練されていて素敵。
「自分のWeb用の写真と、息子が大学に合格したらこんな方に撮ってもらいたいなぁ」と思ってから半年。

名古屋市名東区にて、数時間かけて私と息子の撮影をしてもらいました。

息子撮影中のカオルさん

当日のお手伝いで一緒にいらしていた旦那さんのタケさんと、そこで初めてお会いする。
これまた魅力的で、清潔感があって、会話が楽しいし、気づかいがスマート。
イタリア男性みたいだ。

そして、ご夫婦から出る空気感が極上。

おかげでこの日の撮影は、写真撮影が大の苦手な私が
生まれてはじめてカメラで撮られるのって楽しいな、と思えて、本当にありがたかった。

七五三以来の写真撮影となる息子も、お二人とニコニコ楽しそう。
素敵な大人というのは、18歳にとっても魅力的なんだろう。

絶賛、親ばなれ中。「親孝行だと思って頑張って」とご夫妻に激励される息子


お二人は、結婚相談所で出会っている。
しかも出会い方をオープンにされていて
なんでも聞いてください、とおっしゃってくださる。

「ぜひともインタビューさせてください!」とお願いし、今回の特別インタビューが叶いました。

この記事でわかること

150件のお見合いをしても、楽しかったと言い切れる活動とは。
・再婚が婚活に向いている理由。
・お見合いがスタバでも相手のためにできることとは。

お二人の基本情報

2015年6月 お見合い、交際3回目で真剣交際へ

2015年10月 成婚退会

2015年12月 ご入籍 
(お二人は東京で出会って、今は名古屋で暮らしています)

カオルさん(当時30代後半)2014年から1年活動 
タケさん(当時40代前半)2013年から3年活動 転勤で四国→愛知→東京と所属店舗を変更

全国に拠点のある大手結婚相談所にご入会
(現在IBJグループ企業の相談所)
インタビューは2013−2015年の活動当時のものです

お二人とも、離婚歴があります

インタビュー参加メンバー(zoomにて)
  • カオルさん(写真家・フォトグラファー)
  • タケさん(大手企業にお勤めの会社員様)
  • インタビュアー:ロジカプラスカウンセラー鈴木

──離婚後に、婚活をやろうかな、と思ったきっかけってありますか?

タケさん:もう、別れた瞬間にすぐに結婚相談所に行ったんです。でも提出する書類が多かったのと、離婚して半年間は入会できないと言われて。半年後に入会しました。一人で転勤して四国に行っていたので、友だちは1人いましたけど、知り合いもいないし、つまんないし寂しいし、その土地がわからないしね。出会いもありませんから。

行動力がすごい!

カオルさん:結婚する・しないにしろ、すぐパートナーは欲しいなと思っていました。あまり引きずっていなくて、もう1回やり直そうみたいな感じで。

最初はやっぱり「お見合い」というのに、ちょっと抵抗があったんですよ。しばらくは人に紹介してもらったりしていました。でも結婚したいなと思っているのに、紹介だとちょっと時間がもったいなくて。

あとは再婚同士がいいかなって思ったんです。紹介で再婚の人、となるとなかなかいないじゃないですか。やらないよりやってみよう、お金も安くないので1年ぐらいなら、と始めました。

──たくさん選択肢がある中で、大手結婚相談所を選んだのはなぜでしたか?

タケさん:もう1社聞きに行ったんですよ。決め手は担当者がすごくいい方だったことです。入会後、いろんな方をご紹介いただいたりして良かったです。マッチング以外にも個人的にも「こういう人どう?」と勧めてくれる。

カオルさん:母が資料を取り寄せていました。ある日、母と新宿に行ったときに、予約もせずに行ってみようかな、って。フィーリングでした。そこでお会いした担当者の方が面白くて良い人で、この人いいなぁ、って入っちゃった。
その時、母が払おうか、って言ったけれど、担当者の方が自分で払わないとやらないから、払ったほうが良い、とおっしゃって、確かにそうだな、と思った。実際、自分で払って良かったですね。

お二人ともポイントは担当者さん。
婚活は誰が担当してくれるかが大事ですね!

タケさん:あとは、全国どこに転勤してもネットワークがあるのも決め手でした。
(大企業にお勤めのタケさんは、四国で入会後・名古屋・東京と転勤しながら活動を続けられた)

1年ごとに地域が変わってるから、それは150人ぐらい会いますよ。

※1年で50人とお会いできる方は稀ですーーー!

──四国・名古屋・大阪で150人とお見合いをしてみて、どうでしたか?

たけさん楽しかったです。月曜から金曜まで会社に行って、週末はお見合いだな、って。ちゃんとしなきゃとか、ちゃんと髭そらなきゃって。

カオルさん:遊びみたいにっていうのはどうなんでしょう笑

タケさん:いや、真面目でしたよ。1時間2時間、話ができるっていうだけでも、知らない街に行っている身としてはすごい楽しかったというか、充実してましたよね。お相手に選んでいただけてるだけでもね。ありがたいことですしね。

この感じ方が本当に素敵です

──婚活中、辛いことはなかったですか?

タケさん:唯一、全く話さない女性で、全部自分がしゃべったことかな。やっぱり1時間はしゃべらないと失礼かなって。例えば30分だと「私ダメなんだな」みたいに、雰囲気で分かっちゃうけど、1時間だとなんとなくこんなものかという雰囲気で終われるから。

カオルさん:半年経ったころ、断るのに疲れちゃって、少しお休みをしていました。生理的に嫌な方以外は3回会っていて、4−5人とは3回会ってみたのですが、煮え切らないと怒り出す人もいて。

断られて疲れちゃって、ではなく
断るのが疲れて、というのは珍しいです

──お見合いの時のお相手への第一印象を覚えていますか?

カオルさん:他の人と全然ちがってた。わぁ、素敵、というより、写真より良かったんです。
(男性は写真より素敵な方が多かったとのことで、写真が大切というのが今の仕事に繋がっているそう)

私は活動期間1年で15人前後お会いしました。途中で疲れてやめてた時もあったし、1年というリミットを設けていたんですよね。最後に申し込んでくれたから会ってみようかな、と思って受けたんです。

タイミング・時期がちがえば
お会いしていなかったということですね

あとは「共に成長していくような夫婦でありたい」みたいなことが書いてあって、いいな、と思いました。文章も大事ですよね。

タケさん:高められる関係性っていうね。どういう夫婦関係でありたいかは言葉にするしかないから、どういう関係をあなたと今後築きたいか、ということを書いたんです。

──お見合いはどうでしたか?

カオルさんすごい話しました。お見合いというより普通に「仲良くなれそうな人」だと思いました。

タケさん話したね!2時間ぐらい。まちがいなく共通項として「離婚した」話があって。なんで離婚したのか、反省点というか、ずっと止まらなかった。話題はともかく、共通項があるというのは大事。

カオルさん:離婚歴のある方を選んで会っていましたけど、ちゃんと離婚の話をできたのは、彼だけだった。他の方は、相手の悪口とか、ちょっと生活しただけだった、ということが多かった。(タケさんは)反省点も踏まえて、今後はこうしていこうという展望を持って婚活をしているとわかる人だった。

初対面でこうしていきたい、と話せるのも結婚前提の出会いだからこそですね

──お見合いでは、運命的な「この人なのかな?」という気持ちはありましたか?

カオルさん「この人いいな」というのはありました。

タケさん:僕は話ができそうな人だな、と思いました。ちゃんと聴いてくれて、お互い話す量とか話すスピードなど、間合いを見てくれる人だな、と。2回目の時も、配慮してくれるのが見えて、やっぱりこの前会った印象と変わってないなと思いました。相手をみて動いて、気配りをしていただける方なんだと思った。3回目横浜のデートで特に目的も何もないのに、ただ一緒にいられたというのがすごく良かったそこでお付き合いの申し込みをしました。

沈黙が耐えられないという女性もいる。「まずい何か喋らなきゃ」と思うことが多かったけど、彼女はそうじゃなかった。沈黙がイヤじゃなかった。やっぱりこういう人がいいなって。沈黙をもって会話ができるだろうなって。3回目で「彼女だろうな」と思いました。

──3回目で真剣交際に進んで、その後いかがでしたか?

カオルさん:3回目の時には好きだったと思う。普通の恋愛感情です。よく「婚活ってどう?」って聞かれるけど普通の恋愛と変わらない。

タケさん:それは確かに。あと、これはバツイチのなせるわざかもしれないですね。過去の経験がお互いにいいタイミングで作用したのかもしれないね。

──他のご縁はいかがでしたか?


タケさん:もちろんいいな、と思う方もいましたよ。でもうまく合わなかった。タイミングとか、最初はいいと思って3回目会ったらちがったな、とか。微妙にずれというか、3回目ぐらいで決定的にちがうんだな、とわかる。他に2回ぐらい真剣交際をしたけど、ちょっとちがうよね、となってましたね。今の自分に合うか合わないかっていう目線でしたから。長く一緒にいられるかどうか。

カオルさん:私も15人の中で真剣に考えた方は、他にもいました。お相手が初婚ということもあったのか、少し頼りにならないというか、現実的でなかったりがあって。この人と暮らしたら?ってすごくイメージしていました。それで難しいかなぁって。

(ハッと思い出して)ただ、私とは合わなかったけど、すごくいい人もいて!私が他に探してあげたいぐらいでした。そういう人いない?

タケさん:(キッパリと)いる。パーティとか出て、3回ぐらい同じ女性に会って、お互いに何やってるのよ、もう飲みに行く?みたいなのありましたね。

お二人、本当に息がぴったりで、楽しい時間でした^^

途中「夫婦漫才やれるよねぇ、どう?」との発言も出ていました。

──お二人のお見合い場所は、スタバだったとのことですが

※お二人の活動していた相談所では、お見合いが決まったら会う場所は本人同士で決めていた。

タケさん:お相手にホテルラウンジ、喫茶店、どこがいいですか、と聞いて決めていてたんです。仕事終わりに会うことになっていたので、(カオルさんの)勤務地近くのスタバで会いました。

カオルさん:担当者さんには、スタバにするような人は良くないと言われていました笑

タケさんスタバといっても、2時間前に行って、ちょっとずつ移動して(話のしやすい)良い席を取りました。

できそうで、なかなかできない、相手を想う気持ちがあればこそのエピソードです^^

──結婚してから8年経って、一緒にいていかがですか?

タケさん:仲良しさはご覧いただいたとおりだ思う。

お二人の掛け合いや、相づちの入るタイミングなどが絶妙でした^^

カオルさん: 仲良い方でしょうね。多分、なんかちがうタイプだったから面白いんじゃないかな。

タケさん:前の相手とはまるっきりちがうんです。

カオルさん: だから新鮮っていうか、いちいち面白いのがまだ続いてる。

タケさん・カオルさん初婚じゃ無理だったと思う。「再婚のススメ」です

──お相手の良いな、と思うところを教えてください


タケさん:自分にない考え、発想があって新鮮。常に新しいことが生まれてくる。お互い知り切らない。相手に言うことで自分が気づかれる。(お見合いの時の印象と変わらず)あと、気遣いができるところ。

カオルさん: え、今でも?

タケさん:本人気づかっていないんだけど、気づかってくれてると勝手に思ってるのかもしれない。わかんないけどね、本人じゃないから。日常の中にあって、例えば、野菜食えとか笑 長生きしてほしいって言っているんだなと思って、トマトを食べる。

カオルさん:担当者さんには無闇に前とちがうタイプを探そうとしちゃダメと言われていました。あんまり決めてかからないようにと、慌てずに色んな人に会ってたけど、それは良かったと思います。

実は真面目なところ。真剣に捉えているところ。いい加減なところもあるけど、大事なこと・これはっていうことはかなりちゃんとやる人だなって思っています。

ケンカや危機はないですか?と聞くと、カオルさんが自営業になってから、忙しくて頭がいっぱいでいい加減な対応をして悪いな、と思うことはある。と、自分側のことをおっしゃる。相手のことを指摘しない。仲の良さのコツなのではと思いました。

──今後婚活しようと思う方たちに伝えるとしたらどんなことですか?


カオルさん婚活も人生経験の1つ。結婚するかどうかは別として、一度やってみたらいい。結果、結婚しないかもしれないけど、無駄じゃない。結婚できないかも、という余計な心配はせず、まずやってみたらいいと思います。

婚活して、結婚しなかったとしても、結局人と人だから、いろんな人と会ってお話したり、こういう仕事の方がいるんだ、と普段出会えない人と出会える。こんな変な人いるんだ、っていうことも含めて。自分のことも改めて見返したり、成長する機会になります。

ここに入っても結婚できない私は恥ずかしい、なんて思う気持ちは置いといて、一皮むける気持ちで飛び込んでみたらいい。それぐらい真剣な気持ちでやるといい。やり切ったほうがいい。やるなら服も買うし、美容院も行って、1年と決めて、それだけやってダメなら、というところまでやってた。

タケさん:(相談所に)お金を払ってコストでなくて投資、自分への投資。短期間でいろんな経験をする。コストと思うと高く思うかもしれないけど。自分の行動範囲が狭いんだっていう理解ができる人は、新しい販路を作る上では有効だと思います。プラスで捉えると良いかもしれないですね。

婚活中、服はめちゃくちゃ気にしていましたね。……今日来ているこの服、出会った日に着ていたんです。8年大事にしていて、捨てられないんです。

なんと!!!!!!
インタビュー終盤に、びっくりしました。
素敵なシャツをお召しでした

最後に、結婚相談所を利用していかがでしたか?

タケさん:信用性とか信頼性がある、というのと、あとは担当される方の人柄ですね。結局は人柄。 

カオルさん:独身証明書、源泉徴収証、ここまでやるんだ、という必要書類を出すから、そいういうものを出せる人、という安心感から始まる。あとは顔の見える担当者さんがいて、相談できる人がいる。辛い時に、どうしたらいいですか、と聞けるのが良かった。親とか友達には聞けない。担当者さんがいなかったら続けられなかった。ちゃんと続けたいなら結婚相談所がいい。

インタビューを終えて

合いの手が絶妙で、相手の意見に対して自然に・丁寧に共感をしてくれるパートナー。それぞれが大人として魅力的な上、お二人でいるときの魅力もお持ちでした。一緒の時間を過ごせてとても嬉しかったです。

カオルさん・タケさん、本当にありがとうございました!

そして、5月に撮影してもらった息子の写真は、撮影時間を含めて、私の宝物になりました。
カオルさんのお写真ギャラリーはこちらから
(Instagramに飛びます)

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